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国原譜

地域の有形・無形の文化財をテーマでまと…

 地域の有形・無形の文化財をテーマでまとめ、その魅力を発信する「日本遺産」に、奈良県関係では滋賀県や京都府などと共同申請した「西国三十三所観音巡礼」が認定された。

 20日に文化庁から発表された「西国三十三所」は、観音菩薩を安置する近畿2府4県と、「満願」の寺・谷汲山「華厳寺」がある岐阜県にある33の霊場を札所として巡礼するもの。日本最古の巡礼路とされる。

 寺の頭に〇〇山とつく所が多く、結構ハードな山登りになる場所も多い。その分、到達した時には、登りきれたという達成感があり、ありがたみが増幅する。

 県内では、6番・南法華寺(壷阪寺)、7番・岡寺、8番・長谷寺、9番・興福寺南円堂の4寺が札所。いずれも、歴史のあるなじみ深い場所といえるだろう。

 今回の認定では「終活」をテーマにストーリーをまとめたことや、将来的な活用への期待が評価されたという。

 最近は社寺の「御朱印」ブームらしいが、単なるコレクターや、それらを転売する輩も増えている。祈る心と「授けていただく」という感謝の心を大事にしたい。(恵)

 

 

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