注目記事2024年春 奈良県職員人事異動 発表!

国原譜

統一地方選の前半戦が投開票され、県議の…

 統一地方選の前半戦が投開票され、県議の顔ぶれが決まってから既に1カ月。大型連休が明けたきのう、ようやく43議席の会派構成が確定した。

 ただ改元で新時代の幕開けを期待する声が高まっているのとは裏腹に、同議会の勢力地図は変化に乏しく、選挙前と大同小異にとどまった。

 各政党の議席数を見ても増減は小幅。また自民党は選挙後の無所属議員の取り込みで全議席の過半数を確保したものの、会派3分裂の構図は残っていて亀裂はむしろ深まっている。

 議員数で上回る自由民主党と党県連を主導する第2会派の自民党奈良。この両派を軸にした対立は今後も議会運営全体に影を落としそうだ。

 同議会は県内を16選挙区に分けて議員を選ぶが、特に定数が2~4の中選挙区では党内の勢力争いに折り合いをつけるのが難しい。そんなことも会派分裂の背景には見え隠れする。

 一方、国民民主党は元職の復帰などで会派名から政党色をいったん外す。改めて県内で旧民進勢力の受け皿づくりを模索することになるのか。ここでも有権者に分かりやすい取り組みが求められそうだ。(松)

 

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド