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国原譜

心が穏やかになるからか、旅先とりわけ海外ではきちんと実践で…

 心が穏やかになるからか、旅先とりわけ海外ではきちんと実践できることがある。帰国後継続できている、いないがあるけれど。

 「おおきに」「ありがとう」との言葉掛けは、前者の方。海外ではお礼の言葉を多用しているのに、なぜ国内ではしないのかとの反省があったからだ。

 買い物の商品、つり銭を受け取る際のお礼の言葉も自然に出るようになった。笑顔が添えられれば、なおいいのだが。

 後者の代表格は、気持ちにさざ波を立てず時間のおうようさを受け入れること。帰国した空港で預けた荷物を待つ間に、せっかちでイライラしやすい「いらち」な性格が、早くも顔をのぞかせる。

 平成に普及し、速度や対応の素早さが求められる携帯端末、会員制交流サイト(SNS)のせいばかりではないだろうが、一般的に時間への寛容度は以前より一層低くなったように思う。いくつかの事故、事件の遠因になっていることもありそうだ。

 大型連休中、車両での移動などで寛容度を試される時があるに違いない。無用のトラブルを避けるため、お互い穏やかな心持ちを思い出したい。(智)

 

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