国原譜

 日本時間の16日朝、テレビの画面に激しい炎に包まれたノートルダム寺院の尖塔が倒れる姿が映し出された。今年になって最も衝撃的な映像といえるだろう。

 フランス・パリを流れるセーヌ川のシテ島に建つノートルダム寺院は12世紀に工事が始まり14世紀に完成。フランスを代表するゴシック建築で周辺は世界遺産にも登録されている。

 世界の宝であるとともに、キリスト教徒の心ともいえる建物だ。わが国の東大寺大仏殿や法隆寺五重塔が焼け落ちる姿を想像すれば、世界のキリスト教徒に与えた衝撃の大きさが理解できるだろう。

 わが国でも過去、多くの貴重な文化財が火災で失われてきた。一報を聞いた時、多くの人が70年前の法隆寺金堂の悲劇を想起したにちがいない。

 今回の火災も法隆寺金堂と同様、修理作業に発生したらしい。県内でも薬師寺東塔をはじめ多くの貴重な文化財建造物の修理が続き、決して「対岸の火事」ではない。

 今回の火災はフランスやキリスト教徒だけでなく人類全体の悲劇だ。火災の原因が解明され、次の悲劇を防ぐ教訓となることを願いたい。(法)

 

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