特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

例年以上に大型の連休が近づいてきた。綿…

 例年以上に大型の連休が近づいてきた。綿密な予定を立て、休みの到来を心待ちにしている人も多いことだろう。

 本社には全国の自治体から多様な発行物が送られてくるが、時節柄気になるものがあった。地元以外の観光客向けの情報誌だ。

 目にとまったのは香川県「新・さぬき野」春号と、和歌山県「和(なごみ)」38号。前者は瀬戸内の春の味として魚、すしを取り上げ、後者は地産地消で地域の農・海産物と料理を特集している。

 いずれも写真やレイアウトなどの見せ方が秀逸で、満腹時でも唾液が出てきそうな誌面。文章も過不足なくつづられ、近場だけに日帰りでもと思わせる充実ぶりだ。

 奈良県も折りたたみ全県マップに見所の紹介を添えた「旅するなら」や、社寺の催事が中心の「祈りの回廊」、国際交流員が外国人目線で各地の魅力を語る「奈の良」などがある。ただ旬・印象度で、個人的には他県の両者にやや分があるように感じる。

 旅人の腰を浮かせるのは日帰りでも容易ではないが、そこから再訪、宿泊にもつながる。新入社員同様、第一印象は重要な要素でもある。(智)

 

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