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新元号の発表があすに迫った。県近隣でも…

 新元号の発表があすに迫った。県近隣でも新元号の予想を紙に記して撮影できる、「平成」発表時の模擬セットを設けた商業施設があるなど盛り上がる。

 平成期を振り返る各方面の企画も大詰めだ。本紙経済面でも「平成ヒット商品」を10回にわたり報じた。

 さまざまな動力、燃料で走る自動車や、スポーツ化したゲームなど新時代を思わせる品々があったが、最も人々の生活を変えたのは、どこでも通話できる携帯電話、スマートフォンの登場だろう。携帯前夜、仕事用のポケットベルが六甲山中で鳴り、公衆電話を探して登山道を駆け下りたのは過去の笑い話だ。

 今では多彩な情報伝達やサービス授受、キャッシュレス化など生活の基盤を担う存在に。年齢を問わず利用されている点も時代を象徴するゆえんだ。

 もちろん縛られ続ける心理的圧迫や、犯罪やいじめの起点になりかねないなど負の部分も見える。使い方次第を考えさせるモノでもある。

 新元号の時代は、数々の新技術の芽が育つ目ざましい技術革新の時期となるに違いない。それをどう生かすか、試される時期でもある。(智)

 

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