国原譜

 あと数日で「3・11」がやってくる。平成23(2011)年の東日本大震災から、丸8年となる。

 あの日、亡父の手術の後、病院の待合室―という特別な状況の中で見た巨大津波の映像が、脳裏に焼き付いて離れない。復興の歩みは地域によってまちまちで、残念ながら〃格差〃まで見られる。

 そんな折、笠木透と雑花塾というフォークソンググループのCD「私の子どもたちへ―東日本大震災―」を聴いた。笠木さんは4年ほど前に亡くなったが、中津川フォークジャンボリーの主催者として知られる。その後は、シンガーとして全国各地で音楽活動を続けた。

 CDには「瓦礫(がれき)」「福島・川内村の愛ちゃん」「ふるさとを汚したのは誰」「よみがえれ浜通り」といった曲が入っている。

 そのうちの「ひとつの灯」という曲は、橋口敦子さんという奈良の人の詩を笠木さんが脚色している。「ふるさとが消えた 人々が消えた 一瞬一波 暮らしを奪われた」で始まる。

 何気ない日常、のありがたさを改めて感じるとともに、今なお故郷に帰れない人々の存在を忘れないでいたい。(恵)

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