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国原譜

北海道胆振地方が震源の最大震度6弱の強…

 北海道胆振地方が震源の最大震度6弱の強い地震が、また起こった。気構えはあったろうが、被災地の人々の恐怖心を思うと胸が痛む。

 昨年9月のような死者や大規模停電「ブラックアウト」がなかった一方、けが人や断水などの被害が出た。地震速報で雪崩の被害への懸念に触れられたことも心に留まった。

 当たり前のようだが、災害の内容はもとより、発生の季節や時間、場所などで注意すべき点も変わる。そんなことにあらためて気付かされた。

 自然災害が目立つ近年、減災・避難用品を用意し、風呂の水は抜かずに置いておくといった備えを実践している人も増えたことだろう。基本の次には、より現実的な場面を想定した準備、心構えも必要だ。

 仮想現実(VR)を使って家具転倒や煙などの恐ろしさを疑似体験する防災訓練も盛んになっている。こうしたVRに地域特性や時期などでの留意点が加味できれば、訓練はより充実するに違いない。

 県内でも各地域ごとに地理的条件、社会環境、時期などで気にすべき点があるはず。それらも想定し、対策や訓練を見直しておきたい。(智)

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