注目記事2024年春 奈良県職員人事異動 発表!

国原譜

駅前に政党ののぼりを持った人を見かける…

 駅前に政党ののぼりを持った人を見かけるようになった。統一地方選の立候補予定者が顔を覚えてもらうために、いわゆる「朝立ち」をしているのだ。知人のSNSによると、駅前は場所とりが激戦らしい。

 朝の通勤時に自動車を運転していると、通行車が通るたびに道路すぐ側で、深々とお辞儀をしている人がいた。こちらは危なくてしょうがない。

 休日に買物から帰ったら、留守宅の周りをかばんを持った見知らぬ人がうろついている。「何か用ですか」ときつく問うと、某後援会のパンフを渡して、さっと去っていった。

 このように、地方選の前哨戦は加熱しているようだが、有権者の関心は全体に盛り上がりには欠ける。と書いて「いったい何年、何回同じ文句を使っているのか」と情けなくなる。

 「誰が当選しても世の中は変わらない」「日本は政治はだめでも経済は一流だから」と、のんきに構えている時代ではなくなっている。

 高齢化、人口減少など地方の抱える課題は、県内では今後さらに深刻化する。4年に一度の機会は、真剣に生かさなければ。(栄)

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド