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国原譜

日本の探査機はやぶさ2が、今週後半にも…

 日本の探査機はやぶさ2が、今週後半にも小惑星りゅうぐうへの着陸と、太陽系誕生の謎を探る試料採取に挑む。約3億キロかなたでの成功を祈りたい。

 宇宙開発は民間参入もあり、従前以上の隆盛ぶり。今年も月の裏側への中国探査機着陸や、米航空宇宙局(NASA)の月周回軌道の宇宙ステーションと月面間の有人往復計画発表など活発だ。

 宇宙に関する記事が新聞の1面を飾ることも増えた。その一角に日本の姿が見えるのは心が躍る。

 先日、宇宙関連イベントで日本人宇宙飛行士の金井宣茂さんの未来への展望に満ちた話を聞いた。会場には小学生らしき子供もいて、本物の言葉を聞く彼らのような人材が宇宙開拓時代を担うのだと感じた。

 宇宙空間での健康を支える民間企業の発表もあった。宇宙滞在が一般化する今後は、多様な分野の事業が宇宙と結びつくとの思いを強くした。

 先のNASAの計画では日本へも協力の要請がされている。県内にも先進的な理数教育を実践する高校がある。生徒の科学に向ける心の種が宇宙につながっていることを、ひそかに期待している。(智)

 

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