特集奈良の鹿ニュース

国原譜

来年度の県当初予算案が発表された。一部…

 来年度の県当初予算案が発表された。一部事業を知事選後の6月補正に先送りする骨格予算となったが、それでも一般会計は5千億円に達した。

 財政環境は引き続き厳しいものの、荒井知事が言うように、地域の発展や住民の安全安心などに必要な投資は、決して手を抜くわけにはいかない。

 となれば限られた予算で大きな成果をどう確保するのか。この点についても同知事は県民の声を聞き、新しいアイデアを取り入れると意欲を見せたが、こちらは知事選の争点にもなりそうだ。

 予算案は19日に開会する2月定例県会に提出され審議される。その中で県政の運営方針をめぐる論戦も本格化、知事選や県議選につながっていく。

 ただ告示まで既に5週間と迫りながら、なお新人候補の調整問題が決着しないのは気がかり。予算案は現職の政策提言でもある。これに挑む陣営もまた態勢を整え公約を示す時期に来ている。

 知事選は統一地方選の先頭。県議選が同日投票で行われるほか、県内6市町村長選と23市町村議会選が続く。まずは県予算をしっかり見極め、一票の判断材料にもしたい。(松)

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド