国原譜

 作家で元経済企画庁長官の堺屋太一さんが亡くなった。小説「団塊の世代」を発表し、名付け親としても多方面に影響を与えた。

 昭和51年に作品が世に出たが、名付けられた戦後のベビーブーム世代は、まだ20代後半だった。その団塊の世代が、昭和、平成を駆け抜けて、今や古希を迎えた。

 小学校の1クラスが30人学級などといわれる現在は、信じられないようだが、55人学級だった。全国で同学年の子供が200万人以上もおり、プレハブ校舎が続々と建設された。

 その世代が高校進学の時期に、高校が大量に新設され、大学も急増した。大学紛争の主体者でもあり、東大紛争や連合赤軍、ハイジャック事件など、記憶に残る事件も多かった。

 その「塊り」が社会に出て、今の日本の形を作ったといえるかもしれない。堺屋さんの作品は、その巨大な塊りが、どんな世界を創り出すかと、未来を予見するものだった。

 元通産官僚でもあり、博覧会のプロデューサーとしても活躍してきた。本籍地は御所市なので親しみもあった。長い時間をかけて大阪の高校に通ったともいう。合掌。(治)

 

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