国原譜

 奈良市西九条町の平城京跡で、1坪を32分の1に分割した小規模宅地が多数見つかった。平安の土地区画法「四行八門制」の原型として注目される。

 平城京は人口増加のため、時代が下ると宅地が細分化された。調査した奈良市埋蔵文化財調査センターによると、今回の宅地跡は奈良末から平安初期まで存続し、平城京廃絶後に最盛期を迎えるという。

 平城京は都が移るとすぐ田畑になったというイメージが強い。しかし、近年の調査では遷都後もしばらくは人々が住んでいた形跡が多く見つかる。

 都が移っても庶民はすぐに従わなかったようだ。都を転々とした聖武天皇の例もあり、いずれは奈良に都が戻ってくると思っていたかもしれない。

 専門家はそれが可能だったのは、東大寺や興福寺などが奈良に残ったからだという。その経済的基盤に支えられ、庶民たちの生活も成り立った。やがて、当時は外京と呼ばれた現在の奈良の町が発展し、平城京の耕地化が進んだ。

 あす3日午前10時から遺跡の現地説明会を開催。遺跡を見て平城京の庶民たちの暮らしを思い浮かべるのも楽しい。(法)

 

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