注目記事2024年春 奈良県職員人事異動 発表!

国原譜

早いもので1月も終わり。正月休みや連休…

 早いもので1月も終わり。正月休みや連休もあって休みが多く、何だか毎日忙しかった感がある。働き方改革、などと言われても、仕事の量が減るわけでもなく、現実は厳しい。

 そんなボヤキを知ってか知らずか、発覚した厚生労働省による勤労統計の不正問題は鎮静化するどころか、ますます“傷口”が広がっている。

 幕引きを急いだせいか、「特別監査委員会」による調査もズサン極まりなく、「仕方がないのでアリバイ的にやった」感がありあり。

 どうも最近、懸案を早く片づけることが優先され、正確性や正当性が後回しにされていることが多くなったように思える。数年前の流行語、「忖度(そんたく)」なる言葉が、今なおその背景にある。

 安倍首相は衆参両院の本会議での施政方針演説で、アベノミクスの成果を強調した。だが、その元になるいくつかの基幹統計の数字が間違っていたとなれば、本当に信じていいのか、疑問符がつく。

 「景気拡大期間が戦後最長になったとみられる」(1月の月例経済報告)とか言われても、収入が増えた実感がない人たちが多いのはなぜ? (恵)

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