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国原譜

奈良観光の課題は、と問えばさまざまな答…

 奈良観光の課題は、と問えばさまざまな答えが出てきそうだが、人出が特定の季節や地域に集中しないよう、分散させる取り組みは要点の一つ。

 その意味で成果に期待し、注目を集めるのが冬の誘客事業として始まった大立山まつり。今年は4回目の開催で一部リニューアルして実施された。

 日曜に会場を訪れ、朱雀門ひろばを歩いたが、地域自慢の味覚「あったもん」の店がずらり。舞台では伝統芸能も披露され、県内の各市町村が魅力を競い合う観光見本市といった感があった。

 特に目を引いたのが山里、下市町で屋内養殖されたエビを使った料理。インターネットを活用した情報発信も効いてか、長い行列が絶えなかった。

 逆に少し人気不足を感じたのが日本遺産の紹介ブース。飛鳥女史紀行や造林発祥の吉野。また先日は県内から新たに4件の登録申請もあったが、注目度を上げる工夫が、さらに求められそう。

 四季を通じた誘客と県内全域の観光をアピールする催し。冬の平城宮跡はイベント会場として好適とはいえないものの、今年の実績を見て、次の目標が楽しみになってきた。(松)

 

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