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国原譜

時のたつのは早いもので、平成6年の公開…

 時のたつのは早いもので、平成6年の公開から、もう四半世紀も過ぎてしまった。日本でも大ヒットした米国映画「スピード」はスリル満点の作品だった。

 ロサンゼルスの路線バスに爆弾が仕掛けれ、信管は速度に連動、バスの時速が80キロ以下になると爆発する。止まったりできない。そのままずっと高速度で走り続けるしかない。

 混乱する車内で、奮闘する主人公役キアヌ・リーブズがつけていた日本製デジタル腕時計が脚光を浴び、今もスピードモデルと呼ばれて人気がある。筆者は復刻版を愛用して悦に浸っている。

 この映画の犯人はバスには乗っていないので、正確にはバスジャックではないが、バスがテロに利用されるのは海外で多発。日本でもバスジャックは平成20年以降、6件発生している。

 テロ対策の一環として、天理市のバス会社がバスジャック対応訓練を実施した。警察官が犯人役を務め、運転士、乗務員らが参加した。

 今後、大阪G20サミット、東京五輪などが続く。映画のような世界が現実になっても、パニックに陥らず、落ち着いて行動したい。(栄)

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