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国原譜

大阪市内で先日開かれたスーパー・メガリ…

 大阪市内で先日開かれたスーパー・メガリージョン構想検討会を傍聴した。荒井正吾知事のプレゼンテーションがあり、興味深く聴いた。

 会の趣旨は、リニア中央新幹線の全線(東京~大阪)開業後の国土形成を展望することという。「奈良市付近駅」の設置で県の将来はどうなっていくのか、ぜひ知りたいところだ。

 荒井知事の説明で出席者の関心を引いたことの一つが、東海道新幹線・沿線地域の半世紀の歩みをデータで示し、高速鉄道の影響を調べた点だった。

 例えば昭和40年から平成27年までの50年間の人口推移。伸び率で全国平均を上回ったのは神奈川、愛知、滋賀、大阪の4府県。東京、静岡、岐阜、京都の4都府県は下回っている。

 提示されたデータは15種類。知事自ら言うようにデータとしては不十分なものだろう。だが、統計を基に将来を展望する手法の重要性は早くから指摘されてきた。

 本来なら、こうした試みは関係の学者先生ら専門家が行って公表すべきものだ。データを厳選し、分布図化もし、そこに見えて来るものを踏まえて展望を描く。その努力を評価したい。(北)

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