特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

選挙の年が動き始めた。任期満了に伴う知…

 選挙の年が動き始めた。任期満了に伴う知事選に、前参院議員の前川清成氏が名乗りを上げた。現職の荒井正吾氏に対し、新人2人が挑む形だ。

 昨年暮れに、やはり新人の医師・川島実氏が出馬表明し、集会を開くなどして選挙準備を進めている。前川氏は川島氏との一本化を目指すとしているが、どうなるか。

 前川氏は2回参院選県選挙区で勝ち抜いており、30万票以上も獲得した。民主党が絶好調の時代に活躍した。しかし、3年前には22万票しか得票できずに落選している。

 その後、民主党(民進党)が分裂して臨んだ衆院選では、県3区から希望の党から出馬し、惨敗した。当初、予定していた2区から選挙区変えのゴタゴタも響いた。

 現職の荒井氏は最初は共産党系候補との一騎打ちで圧勝したものの、前2回は有力新人と争い、得票も30万票に届かず、薄氷を踏む選挙戦でもあった。

 今回は多選と高齢批判も予想されるだけに、三つどもえとなるのか、それとも一本化された激突になるかで、選挙戦の様相も変わる。新時代の県トップを、冷静な目で選びたい。(治)

 

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