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国原譜

平成最後の成人の日(14日)について、…

 平成最後の成人の日(14日)について、全国各地の成人式の模様が報道されていた。一部の会場では、自己中心的な新成人の行動で運営を阻害されたケースもあった。

 昨年は、振袖の販売・レンタル業者の破産問題があった。今年は、そのような混乱を避けてか「ママ振(ふり)」

の需要が増したという。

 これは、母親が着た着物などを仕立て直して着ることだった。タンスの中で眠っていたものを活かすことは、物を大事にするという点でも共感がもてた。家族で共有する喜びの度合も変わったことだろう。

 ところで気になったのは、やはり数字の問題。総務省の人口推計によると、平成10年生まれの新成人は125万人(男性64万人、女性61万人)。平成で一番多かった平成6年の6割という。

 各自治体では「婚活」も盛んに行われているが、あらゆる「格差」が拡大して、若者の将来展望は明るいものとはいえない。国を挙げての、若者が所帯をもてるだけの収入の確保や環境づくりが急務だ。

 成人年齢の18歳引き下げは34年4月に施行される。やるべきことは山ほどあって大変だ。(恵)

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