国原譜

「他の国の風俗風習にひたろうと思う時、親切丁寧に案内されるほどうれしいことはありません」。家政学の先駆者、故大江スミさんが、昭和11年に発行された東京家政学院の学友会誌に寄せた文章だ。

 表題に「改むべき事ども」とあり、4年後に開催が決まった東京五輪に向けて、学生に呼び掛ける内容となっている。

 残念ながらこの時の五輪は世界情勢の悪化で幻に終わったが、海外からの観光客が増加する中、大江さんの指摘は「おもてなし」の基本として今の社会にも通じる。

 大江さんが改善点として挙げた内容には「紙くずやたばこの吸い殻を公共の場に捨てない」「トイレは男女別に」ともあって、当時はその逆が日常風景だったということだろう。

 行動は心から。来年に迫った2度目の東京五輪も、歓迎の気持ちを込めて選手や観戦者に接すれば、おのずと行動に表れる。

 5日に亡くなった旅行ジャーナリストの兼高かおるさんは、共同通信社のインタビューにこんなことを話していた。「聞くと見るとでは大違い。直接、人に会って自分の心で感じることが大切ね」。(増)

 

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