特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

今年も残り2日。1年を振り返る間もなく…

 今年も残り2日。1年を振り返る間もなく、大そうじや年賀状の仕上げに忙しい人も多いことだろう。

 えとの株式相場格言では、戌(いぬ)年は「笑い」とされる。株価が高くなりやすい年との意味らしい。

 だが年末の世界的株安などで、東京株式市場大納会は、日経平均株価が7年ぶりに前年末終値を下回って取り引きを終えた。笑い顔に冷や水をかけられた格好で、今後の景気や政府の経済政策への影響が懸念される。景気に対する企業の見方、対応も注目されるところだ。

 格言通りにならぬのは経済に限らない。自然災害は代表格で、災害は忘れたころどころか立て続けにやってきている。気象関連もまたしかり。

 技術革新でも「空とぶ車」など、夢物語だったことが数年内に実現しそうなほど展開が加速している。従来の常識、定説を再考すべき時代なのかもしれない。

 株式投資の代表的格言には「人の行く裏に道あり花の山」もある。利益を得るには他人と逆の行動を取るべきとの言葉だ。従来型を踏襲するのか、新たな方向を探るのか。経済界の動向も気になる年の瀬である。(智)

 

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