国原譜
今年の流行語大賞は、平昌冬季五輪で、カ…
今年の流行語大賞は、平昌冬季五輪で、カーリング女子代表チームが、試合中に使っていた「そだねー」が選ばれた。誰もが納得できるものだ。
北海道北見市の小さな街のチームが、世界を舞台に偉業を成し遂げ、感動を与えてくれた。北の大地で黙々と練習に励んてきた成果が実ったものだし、純朴さに魅了された。
1年を通せば、災害続きで暗いニュースが多かっただけに、春先の彼女らの爽やかさが印象に残る。メダルも史上最多の13個も獲得している。
そんな爽やかさの半面、森友問題の文書改ざんや、東京医大の不正入試、免震装置のデータ改ざんといった、だましの実態が次々と明るみに出た。スポーツ界のパワハラもそうだ。
東京五輪が近いのに、こんなに不祥事が出て、大丈夫かと心配もした。なかでも流行語大賞のトップテンのなかに「奈良判定」が入っていたのは、少し気分が悪い。
ボクシングの審判が会長の顔色を見て判定するなど、あってはならないことだ。スポーツは実力の世界だ。温情など無縁でありたい。来年は奈良を冠したいい言葉が流行してほしい。(治)
北海道北見市の小さな街のチームが、世界を舞台に偉業を成し遂げ、感動を与えてくれた。北の大地で黙々と練習に励んてきた成果が実ったものだし、純朴さに魅了された。
1年を通せば、災害続きで暗いニュースが多かっただけに、春先の彼女らの爽やかさが印象に残る。メダルも史上最多の13個も獲得している。
そんな爽やかさの半面、森友問題の文書改ざんや、東京医大の不正入試、免震装置のデータ改ざんといった、だましの実態が次々と明るみに出た。スポーツ界のパワハラもそうだ。
東京五輪が近いのに、こんなに不祥事が出て、大丈夫かと心配もした。なかでも流行語大賞のトップテンのなかに「奈良判定」が入っていたのは、少し気分が悪い。
ボクシングの審判が会長の顔色を見て判定するなど、あってはならないことだ。スポーツは実力の世界だ。温情など無縁でありたい。来年は奈良を冠したいい言葉が流行してほしい。(治)