注目記事奈良県内の自治体異動名簿掲載

国原譜

統一地方選と参院選が同じ年に行われるの…

 統一地方選と参院選が同じ年に行われるのは12年に一度。来年がその年に当たる。「政治決戦の年」といった言葉が飛び出すのもそのためだ。

 平成19年を振り返ると、荒井正吾知事が知事選で初当選したのが同年4月。7月の参院選では中村哲治氏が初当選し、参院選県選挙区で当時の民主党が議席独占を果たした。

 その後、荒井知事は3選まで勝ち進み、来年の4選をうかがう。一方で旧民主党は、一度は政権交代を果たしたものの、現在は四分五裂状態となっている。

 「安倍一強」「自民党一強」の状況に風穴を開けたい野党側としては、どうしても対抗勢力の再結集が必要だ。その道筋をつける動きは始まっているようだが、まだ見えてこない。

 連合奈良の西田一美会長は先日の会合で「野党が一つになる動き」を作ってほしいと政党側に訴えた。応援団としては旗を振るだけ、ということか。

 ここは一番、西田会長が県内野党のまとめ役に乗り出してはどうか。「参院選で見逃し三振は許されない」と言うなら、ほんの一歩でも前に出て調整役としての力を発揮してもいいように思う。(北)

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