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国原譜

昨日は朝から雨が本降りとなり、気温も低…

 昨日は朝から雨が本降りとなり、気温も低かった。酷暑の夏とも、ようやくお別れできるかもしれない。これからは「行楽の秋」が本格化していく。

 明日香村では22、23日に同村稲渕で「彼岸花(ヒガンバナ)祭り」がある。ここは「日本の棚田百選」に選ばれた美しい風景の里。「案山子(かかし)ロード」には巨大な手作り作品約40体が並ぶ。

 また夕刻には村内各所で、明かりで彩るイベント「飛鳥光の回廊2018」も開かれる。両方とも、最近の流行語でいえば「インスタ映え」する、写真好きにはたまらない風景となるだろう。

 一方、近鉄吉野線飛鳥駅前には18日、県内15番目の道の駅「飛鳥」がオープン。地域の観光拠点、また情報発信の基地として、期待がふくらむ。

 飛鳥駅は昭和45(1970)年7月末までは「橘寺駅」だった。岡寺駅、橘寺駅と、お寺の名前が連続して珍しかった。そのころ訪ねた飛鳥の里は、高松塚古墳の極彩色壁画発見の前で、実にのんびりとしていた。

 鉄道駅前の道の駅は県内初で、電車の乗客がぶらりと立ち寄れるのは、新しい魅力となるだろう。(恵)

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