募集「悩み」や質問募集 僧侶3人がお答えします

国原譜

最近、人生100年時代という言葉が目に…

 最近、人生100年時代という言葉が目につくようになったが、県内の百歳以上の人が千人を超えたという。改めて驚くとともにうれしく思う。

 「60、70ははな垂れ小僧」と言われても仕方がないのかも。あのベビーブームの団塊の世代も70代になって、高齢化が一段と進んでいる。

 高校の統廃合で少子化が問題となっているが、高齢化と表裏一体の問題でもある。若い働き手が少なくなるということは、高齢者にいつまでも働いてもらわねばならないのか。

 千人の百歳以上の人たちの現況は分からないが、長生きしても認知症や寝たきり状態であったり、孤独な暮らしをしているなら、考えさせられる。健康な百歳であってほしいと思う。

 全国で上位の長寿県であるが、荒井知事は「全国一の健康長寿を目指す」と高い目標を掲げる。そのために「断らない医療」と医療面での充実に力を入れてきた。

 あとは高齢者の生きがいづくりだろう。健康でも惰性で生きているのでは何にもならない。「奈良に住んでよかった」と言われるように、心身ともに健康でありたいものだ。(治)

 

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