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国原譜

知識を蓄え、想像力を育む読書を奨励する…

 知識を蓄え、想像力を育む読書を奨励する時期は初夏にもある。読書推進運動協議会の「こどもの読書週間」は、23日から5月12日に設けられている。

 今月2日の「国際子どもの本の日」や、23日の「サン・ジョルディの日」「子ども読書の日」との関係もあるようだ。今年の標語は「はじまるよ!本のカーニバル」。高揚感が湧かないだろうか。

 子供を読書好きにするには、保護者らが本と向き合う姿勢も大事だろう。児童書の見直しをうながす、県立図書情報館の図書展示「子どもの本を読む」にもそんな思いがうかがえる。

 気分を変えて本に親しむには、屋外での読書もお勧め。本格的な暑さが訪れる前の時期、薫風に吹かれてページをめくるまったりとした時間は格別だ。

 末期的活字中毒者を自称するエッセイストの池澤春菜さんは自書「乙女の読書道」で、活字の魅力を「そこに全てがあるから」と語っている。本には多様な世界が詰まっている。

 読書週間中、県内の図書館でも関連の催しが予定されている。大型連休は子供とともに読書の楽しさに触れるいい機会でもある。(智)

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