特集奈良の鹿ニュース

国原譜

静岡新聞本社に本紙を郵送する機会があり…

 静岡新聞本社に本紙を郵送する機会があり、住所を調べて親しみを覚えた。静岡市駿河区登呂3丁目、弥生時代の登呂遺跡の近くではないか。

 登呂遺跡の復元された住居や高床式倉庫の写真を教科書で見た人は多いだろう。静岡県出身の知人は小学生の頃に社会見学で訪れたという。遺跡公園として整備され、観光スポットしても知られている。

 同じく弥生時代の唐古・鍵遺跡(田原本町)が、史跡公園として整備され17日にオープン。楼閣や環濠(ごう)、大型建物跡が復元され、2200年前の柱などの展示がある。

 唐古・鍵遺跡は名前だけは知っていたが、これまでいま一つピンとくるものがなかった。それは現地が未整備であったからではないか。

 一方、桜井市の纏向遺跡で、建物群跡(3世紀前半)の柱が復元され、今月から公開が始まった。「卑弥呼の宮殿」との見方もある大型建物跡の配置、規模が確認できる。

 何もないところで、歴史のロマンに思いをはせるのも悪くはないが、より視覚に訴える方が分かりやすい。子どもたちが歴史に興味を抱くきっかけになってほしい。(栄)

 

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド