国原譜

 鉛筆サックをご存知だろうか。短い鉛筆を最後まで使い切るために、鉛筆の後ろにさして長さを延長させる道具だ。筆者の新入社員時代、上司からこんな話を聞いた。

 「トヨタ本社は、サックを使えなくなるくらい鉛筆が短くなって、それと交換でしか、新しい鉛筆を社員に渡してくれない。おまえらはすぐ新しい鉛筆をくれという」。

 この逸話は、鉛筆のほかボールペン編もあり、どうも都市伝説くさいのだが、上司としては「トヨタのような大企業でさえ1円の経費も無駄にしていない」と言いたかったのだろう。

 創業から現在までのトヨタの歴史を紹介する「トヨタ物語」(野地秩嘉著、日経BP社)を読んで、かつての上司の言葉が鮮明によみがえった。

 今や世界を席巻した感のあるトヨタ式生産方法とは何か。在庫を持たない「かんばん」方式、現状で満足せずに、つねに自分で考え無駄を省く「カイゼン」。

 進化を目指す合理主義だ。自動車会社関連の本というと、新エンジン開発とか自動車レースの血湧き肉踊る内容が多いが、生産方式がメインとはいかにもトヨタらしい。(栄)

 

▼ 記事の詳細は本紙をご覧ください

購読のお申し込み

よく読まれている記事

  • 日本のふるさと奈良 回帰展 皇室ゆかりの地を撮る! フォトコンテスト
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • Tour guide tabloid COOL NARA

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介

奈良新聞読者プレゼント

「リカちゃんからのお手紙」の申し込みクーポン券

プレゼント写真
提供元:イクスネット
当選者数:3人
  • 12.9(土) 12.10(日)に開催 奈良マラソン2017
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • バナー広告のご案内
  • 奈良新聞シニアクラブ
  • 奈良新聞デジタル
  • ならリビング.com
  • 特選ホームページガイド