特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

全会一致はほど遠い。論議を聞いての正直…

 全会一致はほど遠い。論議を聞いての正直な感想だ。本格論議が始まった県議定数等検討委員会。8会派の主張がそろって提出され、さてこれからだ。

 現状維持は4会派。自民党3会派は足並みをそろえた。何らかの見直しを提案した残り4会派のうち、総定数(現行44)をめぐっては削減と増加で分かれた。

 現行16選挙区で4選挙区ある「1人区(定数1)」解消を求めたのは2会派(公明党と日本維新の会)だけ。「死に票」是正の訴えはどうにも盛り上がらない。

 人口比較で逆転現象が生じている香芝市(定数2)と生駒郡(同3)の両選挙区については、共産党が香芝市の定数1増を提案した。定数増を主張した会派は共産党のみ。

 それぞれの考え方がにじんでいて興味深い。人口比だけで議員数が決まらないのはなぜか。適正な議員数というのはあるか。1人区は何が問題なのか。大いに論議してほしい。

 平成26年6月に結論を出した前回の同委員会でも総定数の削減または増加、1人区解消を求める意見が出ていた。前回の結論は現状維持。今回は変えられるか。活発に議論を。(北)

 

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