国原譜

 先日の雨の成人式に続いて、今冬一番の冷え込みと大雪のなかで、大学入試センター試験が始まった。若者たちの門出に自然は容赦ない。

 幸い県内の受験生は、厳しい寒さではあったが、雪に悩まされることなく初日を終えた。これまで学んできたことを、悔いなく十分に力を出せただろうか。

 入試という関門は、少年が大人になる儀式といえよう。現実の社会は毎日が試験でもある。勝つことも負けることもあり、努力が報われなくて悔し涙を流すこともある。

 それでも、その努力はけっして無駄ではない。手を抜けば、それは自分で分かるし、結果もそうなる。たった1回の試験で、人生のすべてが決まるわけではない。

 それだけに大阪大学で、昨年の落とされた受験生が本当は合格だったというニュースは、あまりにも残酷だ。他の大学に行った人や、再度挑戦しようと浪人生活を送っていた人もいよう。

 ほぼ1年という時間を「返してほしい」と言いたくなる。他のすべての大学で、今年は同じ過ちを繰り返さぬよう、願うばかりだ。受験生には、きょう2日目の健闘を祈りたい。(治)

 

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