国原譜
自民党県連の会長に奥野信亮衆院議員(比…
自民党県連の会長に奥野信亮衆院議員(比例近畿)が就任した。4期目続投である。役員改選を協議した同県連総務会で全く異論がなかったという。
会長任期中だった今夏の奈良市長選で党推薦候補が落選。県連選対本部長も兼務していた奥野氏の責任が問われ、関係者の声は「辞任やむなし」でほぼ一致していた。
ところが、衆院選の県選挙区数が1減となるなどの改正公選法の施行を踏まえた公認候補調整問題が難航。突然の衆院解散・総選挙もあって役員改選は先送りとなった。
衆院選の結果は自民党の大勝。県1区で元民進党の宿敵も破って3選挙区の議席を独占。比例近畿に回った奥野氏も特例の「奈良県枠」で悠々と5選を飾った。
大方の予想通り奥野氏の会長続投となり、県連幹部は「勝つとこうなる。国政選挙で勝つことの評価は大きい」。奥野氏が課題に挙げたのは党員の増加と新人の育成だ。
2年後の統一地方選(知事選、県議選)と参院選をにらむが、特に党県議の高齢化は目立つ。若返りと県連活性化、分裂している党県議団一本化などへの手腕が改めて問われる。(北)
会長任期中だった今夏の奈良市長選で党推薦候補が落選。県連選対本部長も兼務していた奥野氏の責任が問われ、関係者の声は「辞任やむなし」でほぼ一致していた。
ところが、衆院選の県選挙区数が1減となるなどの改正公選法の施行を踏まえた公認候補調整問題が難航。突然の衆院解散・総選挙もあって役員改選は先送りとなった。
衆院選の結果は自民党の大勝。県1区で元民進党の宿敵も破って3選挙区の議席を独占。比例近畿に回った奥野氏も特例の「奈良県枠」で悠々と5選を飾った。
大方の予想通り奥野氏の会長続投となり、県連幹部は「勝つとこうなる。国政選挙で勝つことの評価は大きい」。奥野氏が課題に挙げたのは党員の増加と新人の育成だ。
2年後の統一地方選(知事選、県議選)と参院選をにらむが、特に党県議の高齢化は目立つ。若返りと県連活性化、分裂している党県議団一本化などへの手腕が改めて問われる。(北)