国原譜

 駅前広場に金色に輝く鳥の像がある―と書けば、県内の読者なら思い当たるだろう。橿原市の近鉄大和八木駅北側に建つ金鵄(きんし)の像だ。

 日本書紀に記された神武東征に登場する霊鳥で、大和への進行を阻む敵対勢力を、そのまばゆい光によって屈服させたという神話を現在に伝える。

 このため戦争や軍と結びつくイメージもあるが、むしろ戦いを終わらせて国を開く礎となったことを考えれば、金鵄は平和の象徴と見るべき。建国の地を誇る同市の市章にも採用されている。

 というわけで、市が新たに整備を進めている市役所分庁舎を含む複合施設の愛称が「ミグランス」に決まった。鵄はトビのことでその学名が由来。

 ただ同施設については紆余(うよ)曲折があり、機能や地域への影響をめぐって市議会の議論がたびたび紛糾。来年2月にオープンが迫る中で、なおも火種がくすぶり続けているのは残念だ。

 同市ではきのう、恒例の古代衣装による市議会本会議が開かれた。歴史と文化に培われた中和地域の中核都市。新施設が愛称どおり地域を照らす光となるよう期待したい。(松)

 

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