国原譜

 隣の車線に止まった乗用車の運転席で、若い男性が「いてまうぞ」と言いたげな顔でこちらをにらんでいる。何か腹の立つことがあったのだろうが、こちらは全く身に覚えがない。

 ずいぶん前のことだが、県内で車を運転中にそんなことがあった。幸いにも、信号が変わると男性は走り去ったが、あおり運転の問題化でこの出来事を思い出した。

 自動車検査登録情報協会の統計では、二輪車を含む県内の自動車保有台数は約83万7300台(7月現在)。無数に生まれる関わりの中で、どのような人がハンドルを握っているかは車種や運転マナーで判断するしかない。

 江戸時代の武士は左の腰に差した刀がすれ違う武士の刀に当たらないよう、左側通行だったとされる。

 通行トラブルを避ける当時の知恵だが、顔の見えないあおり運転は、武士のさや当てよりたちが悪い。ケースによっては未必の故意も適用できるように思われる。

 危険を予測する防衛運転は、交通トラブルでも有効だ。巻き込まれないことはもちろん、相手の運転に怒りを感じたときは「縁もゆかりもない他人」と思うに限る。(増)

 

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