国原譜

 7日の本紙「こまどり」欄に、桜井市で開かれた親子防災教室の記事があった。母親が覆いかぶさるようにして赤ちゃんを抱きしめている。

 「ダンゴムシのポーズ」というそうだが、戸惑うような赤ちゃんの写真がほほ笑ましかった。大地震が起きた時、親がわが子を守る本能の姿だろう。

 ただ、写真を見ながら思い浮かべたのは、地震よりも北朝鮮が繰り返すミサイル発射と核実験だった。窓から離れる、頑丈な建物に避難する、政府広報も強調する対応が、一体どれほどの意味を持つのか、現実として想像できない。

 そんな中でもはっきりしていることがある。たとえミサイルに核弾頭が積まれていても、母親は「ダンゴムシのポーズ」で赤ちゃんを守るだろう。

 生まれて間もない小さな命、青年の命、老境の命。戦争がどれほど多くの命を欲するか、人類はこれまでの大戦で学んだはずだ。

 天災は予知さえ難しいが、人災はなくすことができる。「安らかに眠って下さい。過ちは繰返しませぬから」。広島の原爆死没者慰霊碑に刻まれた言葉が、人類にとっての羅針盤である。(増)

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