一昨日は、皇室のニュースが紙面の多くを飾った。県内では国民文化祭・障文祭の行事に皇太子ご夫妻のご出席があり、王寺町での「ハンドベル・フェスタ」と奈良市での「車いすダンス」を鑑賞・見学された。

　一方、東京では、秋篠宮ご夫妻の長女眞子さまと、国際基督教大(ICU)の同級生だった、小室圭さんとの婚約が正式に内定。初めておそろいでの記者会見が行われた。

　7月の九州北部豪雨の被害への配慮から発表が延期されていたが、会見の冒頭でも、そのことに真っ先に触れられ、被災地の犠牲者や復興への現状に対して、非常に心を痛めておられる様子が伝わってきた。

　秋篠宮さまと川嶋紀子さん(当時)の結婚内定の発表会見は、平成元(1989)年の9月12日だった。お二人の初々しい語り口とお姿が、今も印象に残っている。今回も同じように、さわやかな風が吹くような会見だった。

　眞子さまの「お印」は「木香茨(もっこうばら)」。花言葉は「初恋、純潔、あなたにふさわしい人…」だという。

　今のお気持ちを大切にされて末永くお幸せに、と祈りたい。(恵)