国原譜

 「昼はアイス1本」「朝に唐揚げ、昼はパン二つ、夕食抜き」。新潟県立大の村山伸子教授らが小学5年生に行ったアンケート調査で浮かび上がった食生活だ。

 相対的な低所得層とそうでない子どもの「栄養格差」は休日に拡大、学校のある日は給食が格差を埋めていた。偏った食生活が長引けば、体に与える影響も懸念される。

 親の考え方や仕事環境もあるだろうが、心身ともに成長できる夏休みに、子どもの栄養格差が広がるという現実はやはり悲しい。

 森繁久弥さん主演の映画「警察日記」に無銭飲食で捕まる母子の話があった。母親が息子に食べさせたのはカレーライス。自分はお茶だけ飲んでいた。

 おいしいものをたくさん食べさせてやりたいと思うのが親心。虐待など論外だが、今の日本では当たり前の親心がかなわない。

 厚生労働省が先月公表した国民生活基礎調査によると、17歳以下の「子どもの貧困率」は13・9%。7人に1人は経済的に厳しい状態にある。どのような環境で育とうと、将来を担う子どもが宝であることに変わりはない。国の積極的な関わりが求められる。(増)

 

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