国原譜

 「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案(「共謀罪」法案)。この法案が成立した先にどういう事態が起きるかを思うと暗い気持ちになる。

 あの戦争(太平洋戦争)を踏まえた国民の決意が秘められているのが憲法だが、それが風化への道をまた一歩進むことにつながるのではと懸念する。

 世代的なこともあってか、最近の報道では「渋谷暴動事件(昭和46年)の容疑者らしき人物逮捕」と「連続企業爆破事件(同49~50年)の死刑囚病死」に注目した。

 報道の中に出て来る「中核派」「東アジア反日武装戦線」といった組織について、どれほど知られているのだろう。今の若い世代はほとんど知らないだろうし、関心もあるまい。

 だが、当時の20代の一人としては複雑だ。ベトナム戦争があり、沖縄の本土復帰があり、全共闘運動があり、連合赤軍事件があり、三島由紀夫の自決もあった。

 もがくばかりで先の見えなかった「70年代」の政治と社会を改めて考える。50年近くが過ぎ、この世代の遺産やたどった道、未来への展望の総体をしっかりつかまえねばという思いが募る。(北)

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