国原譜

 昨夏から大和北部八十八カ所霊場を巡っている。江戸時代の中ごろに成立したという巡礼路で、弘法大師ゆかりの寺に詣で朱印を授与いただく。

 ただ四国遍路に比べ参拝者が少なく、今では廃寺となった所もあるといい、すべての霊場を巡るのは難しいかも、と最初の寺で念を押されたほど。

 だから気負わず、休日を使ってぼちぼちと回り続けて1年近く。せっかく訪ねて行っても寺の人が留守だったり、行事で忙しかったり。朱印集めは容易でないが、地元だけに再訪もしやすい。

 と書いてくれば分かるように、大和北部八十八カ所霊場はいわゆる大寺ばかりではない。それでいて歴史豊かな寺に出会えるのが何よりの魅力だ。

 所在地は奈良盆地とその周辺に限られるが、これまで知らなかった寺や仏像にまつわる話を教えていただいたり、場所が分からず道を尋ね歩くうち、地域に根付いた信仰に触れる機会も多い。

 近ごろは朱印集めがブーム。信仰心は欠かせないが仏縁を結ぶ契機として県内各地で新しい巡礼コース作りも行われており、身近な地域を見直す良い機会にもなりそうだ。(松)

 

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