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国原譜

現政権の、いわば“バージョン名”となる…

 現政権の、いわば“バージョン名”となるのが第3次安倍第2次改造内閣。大波小波を乗り越えて、最新調査の内閣支持率は55・4%となった。

 第1次は短命だったが、自民党の復権とともに再登板して以降は安定。そして今週末には安倍首相の通算在任日数が、戦後3位の小泉首相に並ぶ。

 その中にあって、第2次安倍改造内閣で就任した高市総務相が、こちらは先週末、歴代最長となる在任990日を突破。マイナンバー制の導入など多事多難な業務を担い、近く千日を迎える。

 省庁再編で平成13年に自治省と郵政省、総務庁が統合されて発足。国と地方自治体を結ぶ重要官庁のトップが県選出の衆院議員なのは実に心強い。

 同氏の就任時は女性5人が入閣し注目されたが、うち2人が直後に政治資金規正法違反の指摘などで閣僚を辞任する波乱もあった。長期にわたって重責を託され、全うする意義と価値を思う。

 支持率を見れば安倍内閣には先がありそうだが、高市氏の前途もこれから。総務相としての活躍はもちろん、今後もさらに政治家としての“バージョンアップ”を期待する。(松)

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