国原譜

 奈良市の奈良公園で見掛ける鹿は「奈良のシカ」。だが奈良公園から遠く離れた京都府境近くの鹿も「奈良のシカ」だと言えば、驚く人がいるかも。

 60年前に国の天然記念物に指定された際、「奈良市一円」にいる鹿全てを対象とした。もちろん野生動物で、農作物も食べるから農家から苦情が出て、訴訟にもなった。

 文化庁は奈良公園中心部、その少し外側、外縁部などと4地区を設定。鹿の保護と管理の目安を示した。だが、農林業被害や鹿と人との事故は続いてきた。

 奈良公園中心部にいる鹿は約1200頭といわれるが、全体でどれくらいいるかはっきりしていない。外縁部の鹿は捕獲してもいいと認められているが、捕獲されたことはない。

 悩ましい事態が続く中で、県は「100年後の鹿の幸せと人との共存」を願って本格的な取り組みを始めた。鳥獣保護法の改正なども受け、ついに一部の捕獲に着手する。

 「奈良のシカ」は特別だ。それはそうだが、特別に飼育されてはいない。人のペットでもない。多くの課題を抱える中で、将来の共存の姿を実現する責任は県民にある。(北)

▼ 記事の詳細は本紙をご覧ください

購読のお申し込み
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • Tour guide tabloid COOL NARA

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介

奈良新聞読者プレゼント

ローズガーデンの入園招待券

プレゼント写真
提供元:京成バラ園
当選者数:10組20人
  • 12.9(土) 12.10(日)に開催 奈良マラソン2017
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • バナー広告のご案内
  • 奈良新聞シニアクラブ
  • 奈良新聞デジタル
  • ならリビング.com
  • 特選ホームページガイド