国原譜

 大和郡山市の郡山城跡で、石垣の修復が行われていた天守台に展望施設が完成した。天守台は長い間立ち入りが禁止されていただけに、雄大な眺望を心待ちにしていた人も多いだろう。

 郡山城の天守台は、石垣に多数の石造物が転用されていることでも有名だ。石仏あり、五輪塔あり。修復に伴い大和郡山市教育委員会が行った調査では、見つかった礎石の下敷きにも、石仏が使われていた。

 工事が急ピッチで進んだことを示す一方、「バチ当たりな」とは考えない当時の宗教観が表れているという。見方を変えれば、たくさんの仏様に守られていると言えなくもない。

 古墳の石室も格好の石材供給源で、日本三大山城の一つ、高取城の石垣には、飛鳥の古墳から運んだと思われる石が転用されている。

 石室の扉などが近くの神社で踏み石に転用されていたのは橿原市の植山古墳。推古女帝と息子の竹田皇子が被葬者とされ、石室には扉の軸を受ける閾(しきみ)石が残されていた。

 石材に刻まれた痕跡をたどり、当初の使用地を想像するのも楽しそうだ。意外な大発見があるかもしれない(増)

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