国原譜

 安倍晋三首相が今月26、27日に米ハワイを訪れ、日米開戦の発端となった地である真珠湾を訪れることになった。犠牲者の慰霊のためという。

 理由は何であれ、首相の訪問を高く評価したい。真珠湾攻撃や広島・長崎への原爆投下など太平洋戦争に関わる全ての歴史を、私たちは常に振り返らねばならないからだ。

 とりわけ真珠湾攻撃は、故・淵田美津雄さんの名とともに県民の記憶に強く刻まれる。淵田さんは葛城市出身で、この攻撃の日本軍側の総隊長だった。

 当時、旧日本海軍中佐で、日本機を率いて真珠湾にいた米戦艦などを襲った。戦後の昭和26年、キリスト教へ回心、米国に渡って伝道者に。同51年5月末に73歳で橿原市で亡くなった。

 「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」(諸訳あり)。淵田さんが最も大切にしていた新約聖書の言葉だという。

 あの戦争は何だったか。戦争は何をもたらしたか。戦後の祈りとは何か。真珠湾攻撃の後も終戦まで修羅場をくぐった淵田さんが、戦後に祈ったことの大切さを深く心にとどめたい。(北)

 

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