国原譜

 婚姻届には「婚姻後の夫婦の氏」と書かれた欄がある。夫の氏と妻の氏、どちらか選んで印をつけるが、主張をぶつけ合ったカップルは少ないのではないか。

 婚姻届を前にして、新婦が「私の氏にしてほしい」と言えばどうなるか。多くの男性は苦い顔を見せ、誰よりも男性側の親が拒絶反応を示すだろう。

 結婚によって女性が夫の「家」に入るという意識は今も根強く、その延長に夫婦別姓に対する違和感がある。「うちの嫁」という表現は、若い男性でもよく使う。

 最高裁は16日、民法の夫婦同姓規定に合憲判断を下した。判決内容を物足りなく感じた人も多いだろう。

 「社会に定着している」のは負の面も含めたことであり、同姓に悩んで「ペーパー離婚」を選ぶ夫婦もいる中、通称使用で緩和されているというのはいささか、ひとごとに感じる。

 一方で選択的夫婦別姓について「家族の絆が薄れる」と感じる人も多い。政府の世論調査でも、別姓に対する賛否はほぼ同数だった。家族で過ごす時間が増えるこれからの時期、もし別姓だったら―と思いを巡らせてみてはどうだろう。(増)

 

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