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音羽山観音寺後藤住職の花だより - 五段華の水やり編 2024年4月中旬

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本堂の花に水やりをする住職

 「本堂の花に水やりをするわ」という住職について本堂へ。数日前に終わったばかりの大般若会で飾られた五段華がご本尊の両側に置かれています。本堂で住職が水やりをしていると、この日は天候も良く、次から次へと参拝者がやって来ました。

 

 

宇宙を表す五段華 花の生徒さんと一緒に

 五段華とは、高野山でも重要な行事の時にだけ飾られる特別な花とのこと。音羽山観音寺でも、4月の大般若会の時にだけ飾られるそうです。

 

五段花。背が高いため水やりも大変五段花。背が高いため水やりも大変

 

 「下3段は菊だけど、上の紫にはスターチスやアイリスを使っているの。季節によってはリンドウを使ったりするわ」

 

 5段の花は、地・水・風・火・空を意味し、宇宙を表しているとのこと。大きな竹を花器に、上2段と下3段に分けて生けられているようです。

 

 住職一人で生けるのは大変では、と思って尋ねると、月に1回花の稽古をしている生徒さんたちにも手伝ってもらったとのこと。高く飾られた花には水をあげるだけでも大変です。

 

 「菊に変なにおいがしてきたら限界ね。外に出して、ほかの花を生けるの」

 

 せっかくの竹の花器。一度の利用では終わらないようです。

 

 

展望台へはまたいつか

 この日は天候も良く、本堂にいると次から次へと参拝者がやって来ます。一人で来る人、10人の団体で来る人。本堂の横にある住職の手作りジャムなどを求める人も多く、話も弾みます。

 

 「住職一人で作ってるんですか」

 

と聞かれると、

 

 「ジャムは一人でも作れるけど、香草塩なんかは男手がいるわね。調合は私だけど」

 

 ローズマリーは少なめ、バジルは多めなど微妙なさじ加減が必要なようです。

 

 どこかでお弁当を食べたいという参拝者に、住職は展望台をすすめていました。桜がまだ残っているかな…とのことでしたが。

 

 後で展望台から戻ってきた参拝者に聞くと、観音寺まで登る3倍ぐらい大変だったとのこと。もう少し慣れたら、一度行ってみましょうか。

 

鐘つき堂の横でお弁当を広げる参拝者も

 

 この日はオサムも大忙し。鳴き声が音羽山観音寺に何度も響いていました。

 

 

 

音羽山観音寺

山の中にある尼寺。桜井市南音羽

JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。

火曜日閉門。17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門

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