特集2024年春の高校野球奈良大会速報

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奈良クラブ試合サマリー J3第7節

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ベテランの都並(右から2人目)。アグレッシブな攻守でチームを引っ張った=16日、ロートフィールド奈良

奈良クラブ 1―0 いわてグルージャ盛岡

 

▽得点者 【奈】酒井達磨

 

▽順位 4位 

 

 

【戦評】

 

 サイド攻撃が実った。右サイドの高い位置でボールを奪った都並が攻め上がり、マイナスのクロスボールをゴール前へ。これを酒井が押し込んだ。奈良は2試合連続のクリーンシート。酒井は2試合連続ゴール。

 

 

【記者の目】

 

 お互いに特徴を出し切った好ゲームとなった。前半は風下の奈良が苦戦した。岩手のサイド攻撃とロングボールの対応に追われて劣勢に回った。しかし、奈良はブロックを作ってピンチを切り抜けた。 後半は風上に立った奈良が中盤でセカンドボールをことごとく奪って優位に立ち、サイド攻撃やロングボール、サイドチェンジからチャンスを作り、酒井の決勝ゴールにつなげた。 

 

 やはり岩手は強豪で、これまで13ゴール、5失点と攻守に力強く、奈良はわずかなスキを突いて勝利を手繰り寄せた。

 

 この試合も左ウインガー嫁阪の動きが素晴らしく、再三チャンスを演出した。逆サイドの都並と浅川が躍動した。2人は上下動を繰り返し、浅川の献身的な守備が光った。

 

 都並は落ち着いた守備を見せ、攻撃もアグレッシブでベテランらしいプレーでチームを引っ張った。

 

 3勝1敗3分けと6試合負けなし。この成績で、奈良の強さに注目が集まっているが、フリアン監督の哲学が選手たちに浸透してきた証だろう。

 

 選手たちに迷いがなく、試合の流れを引き寄せる気持ちの強さも生まれている。

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