サイクルトレインを通年で実施 - 奈良の近鉄田原本線
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近鉄は22日から、乗車券のみで、自転車を折りたたまずにそのまま車内に持ち込める「近鉄田原本線サイクルトレイン」を通年で実施する。新王寺駅(奈良県王寺町)と西田原本駅(田原本町)を毎日午前9時〜午後3時台に発車する電車の2両目(3両編成)がサイクルトレインとなる。沿線地域の活性化につなげたい考え。
田原本線は、田原本、三宅、広陵、河合、王寺の5町を通る全長約10キロの路線。1918(大正7)年4月に開業し、今年で開業105年目を迎える。沿線には、県営馬見丘陵公園や太子道、唐古・鍵遺跡など見どころが点在している。
近鉄は昨年春(4月)と秋(9〜12月)に同線のサイクルトレインを期間限定で実施。利用者から好評だったことなどから、通年で実施することにした。
自転車を折りたたまずにそのまま車内に持ち込めるため、駅を出たらすぐにサイクリングを楽しめる。買い物などの普段使いにも便利だ。追加料金や事前予約も不要で、各電車16台まで持ち込める。
近鉄は「県や田原本線近隣各町と連携し、サイクルトレインで田原本線と沿線地域の活性化や、サイクルツーリズムの推進に取り組んでいく」としている。
問い合わせは、近鉄大阪統括部運輸部営業課、電話06(6775)3514。