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シダレ華やぐ駅の跡 大仏鉄道記念公園(奈良市法蓮町) - 桜 車窓から(1)

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 桜の便りが相次ぐ中、行動制限のない“お花見”が解禁された。胸躍らせ、出掛ける人も多いことだろう。道中、車窓から桜を愛(め)で楽しめるスポットを紹介する。

 

 1回目は今から120年以上前「大仏鉄道」が走っていたころに思いをはせた。1898(明治31)年に開業した奈良と加茂を結ぶ10キロに満たない路線。起点の大仏駅は東大寺など社寺の最寄り駅としてにぎわったという。当時の汽車は今ほどスピードがでなかったことは、容易に想像できる。ゆっくり景色が楽しめたことだろう。

 

 ただ、急勾配が多く、平坦なルートが開通し、わずか9年で歴史の幕を閉じた。1992年、大仏駅の跡地に公園ができた。車輪を模したモニュメントを覆うようにこの時期、シダレザクラが咲き誇る。

 

 

奈良で満開に

 

 奈良地方気象台は27日、「奈良市で桜(ソメイヨシノ)が満開になった」と発表した。標準木で花が8割以上咲いた状態を満開と定義。平年より8日早く、昨年に比べても4日早く、統計が残る1954(昭和29)年以降、2002年の26日に次ぐ2番目の早さだった。

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