特集奈良ラーメン探検隊活動中!

歴史文化

新たに2件追加 木造地蔵菩薩半跏像と正暦寺福寿院庭園 - 奈良市指定文化財

関連ワード:

木造地蔵菩薩半跏像(奈良市教育委員会提供)

別の写真を見る

 奈良市教育委員会は24日、市文化財保護審議会の答申を受け、南明寺(同市阪原町)所蔵の「木造地蔵菩薩半跏像」(平安時代)と、正暦寺(同市菩提山町)の「正暦寺福寿院庭園」の2件を、新たに市指定文化財に指定した。同市の指定文化財は計161件になる。

 

 南明寺の木造地蔵菩薩半跏像は、像高197センチ、坐高142センチ。平安時代後期に広く制作された片脚を組んで坐る半跏形式の地蔵菩薩像で、体の肉付けや衣のひだの表現などが同時代の特徴を表す。市内東方山間部に伝わる大型の平安彫刻として貴重とされる。

 

 正暦寺福寿院庭園は面積8万9612平方メートル。1681(延宝9)年建立の客殿(国重要文化財)の前庭と主庭からなる。客殿と同時期に作られたと推定され、1978(昭和53)年に日本庭園史家の森蘊(もりおさむ・故人)さんが整備、改修を行った。庭園と背後の樹林との一体性に鑑賞価値の高さがうかがえる。

関連記事

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド