歴史文化
鮮やか造花、金堂に彩り 奈良の薬師寺、3月25日から花会式
奈良市西ノ京町の薬師寺で24日、金堂内が造花で飾られ、「花会式」として親しまれる修二会の準備が整った。
造花はツバキやウメ、ボタンなど10種類、約1600本。堀河天皇が皇后の病気回復を本尊に祈り、感謝の気持ちを込めて造花を供えたのが始まりとされる。
花会式はきょう25日から31日まで営まれる。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、堂内での拝観には検温とマスクの着用が必要。
最終日の結願法要は僧侶のみで営み、参拝者は金堂堂外の正面から拝観する。
練行衆は次の通り。(敬称略)
大導師=加藤朝胤▷咒師(しゅし)=高次喜勝▷堂司(どうつかさ)=生駒基達▷大衆=松久保伽秀、小林澤應、村上定運、中村随輝、山田瑛照、松久保了善、松久保真吾、吉岩観賢