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邪気よけ招福祈り 奈良県の大神神社で12年に1度の「三卯大祭」

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木瓜(ぼけ)など6種の木から作られた卯杖などがささげられた三卯大祭。巫女による舞の奉奏や金剛流仕舞も奉納された=10日、桜井市三輪の大神神社祈祷殿

 今年の干支(えと)、卯(う)の年、卯の月、卯の日が重なった10日、奈良県桜井市三輪の大神神社(鈴木寛治宮司)で「三卯大祭」が営まれた。12年に1度の祭典に全国から約1200人が参列した。

 

 同神社では崇神天皇時代に祭りの原型ができたのは卯の年だと考えられ、卯の付く日を古くから物事を始める吉祥のように尊ばれてきた。

 

 祭典では、平安時代にも邪気よけや招福として用いられてきたボケやツバキなど6種類の「卯杖」が奉納され、宮司が祝詞を奏上。穏やかな世界の到来を参列者と共に祈った。

 

 祭典後には、金剛流の金剛永謹さんらにより能の奉納が行われた。

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